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DataSource プロパティを使用して WebDataGrid のデータソースを設定する場合、 EnableDataViewState の設定によっていくつか留意する事項があります。

WebDataGridのEnableDataViewStateプロパティが有効になると、グリッドのデータはViewStateに格納されるようになります。

グリッドのデータソースが参照するデータ量が多い場合、このプロパティを無効にすることでパフォーマンスが向上します(標準ではこのプロパティは無効です)が、ポストバックが起こるたびにデータソースの指定が必要となります。

EnableDataViewStateを有効にすることでポストバック時にもデータが保持され、データソースの指定は一度で済みます。 

DataSource指定のタイミングとEnableDataViewStateの設定によっては以下の制限がありますのでご注意ください。

1. ポストバックのたびにページのロード イベントでDataSourceを設定すると、EnableDataViewStateプロパティの値にかかわらず、ポストバックのたびにデータのリクエストが起動されます。ポストバックごとにデータのリクエストを回避するには、プロパティ ウィンドウまたはASPXマークアップでデザイン タイムにWebDataGridのDataSourceIDプロパティを設定します。 

2. 初期ロードでページ ロード イベントでDataSourceプロパティを設定すると、EnableDataViewStateがTrueの時AutoCRUD(Automatic Create, Read Update and Delete)機能が無効になります。これは、すべてのWebDataGridのデータがViewStateになっているが、データ ソースとの実際的な接続がないため、それ以降のポストバックでデータ リクエストが行われなくなるため、AutoCRUD機能は排除されます。回避策としてはDataSourceIDプロパティを使用することが挙げられます。

 

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