インフラジスティックスのASP.NET Web FormsコントロールをWeb Form画面に追加し、デザイナーを開くと、通常は自動的にデフォルトのスタイルが読み込まれ、インフラジスティックスのコントロールに適用されるのですが、Visual Studio 2022の場合、この自動適用が動作しない場合があります。
その場合は、以下の手順でスタイルを適用してください。
手順
1. Visual Studioのソリューションエクスプローラで、アプリケーションルートに新規フォルダーを追加します。フォルダー名はig_resにします。
2. 続けて、ig_resフォルダーを右クリックしてサブフォルダーを新規作成し、Defaultと名前を付けます。
ここまでで、以下のようなフォルダー構成になっているはずです。
3. Visual Studioからいったん離れ、エクスプローラーでC:\Documents and Settings\All Users\Documents\Infragistics\2022.1\ASP.NET\StyleLibraries\Defaultフォルダーを開きます(※”2022.1″の部分はご利用のバージョンに合わせてください)。「すべて選択」をし、コピーをして、前述の手順で作成したフォルダにそのままの構成で貼り付けます。
貼り付けた後の様子はエクスプローラーで以下のように見えているはずです。
4. Visual Studioに戻り、アプリケーションのWeb.configファイルを開きます。ファイルの一番上近くで、<configuration>開始タグを検索し、以下のXMLを追加します。このXMLによって、インフラジスティックスのスタイリング機能が有効になります。
<configSections> <section name="infragistics.web" type="System.Configuration.SingleTagSectionHandler,System, Version=1.0.3300.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=b77a5c561934e089" /> </configSections> <infragistics.web enableAppStyling="true" styleSetName="Default" styleSetPath="~/ig_res/" />
手順は以上です。
アプリケーションを実行し、インフラジスティックスのコントロールにスタイリングが適用されているか確認してください。以下のようにグレーがかったスタイルになっていれば、デフォルトのスタイルが適用されています。
サンプル
関連ドキュメント
- web.config ファイルを使用してアプリケーション スタイリングを有効にする