xamSpreadsheet のワークシートを保護(読み取り専用)した状態で、対象のワークシートを編集操作しようとダブルクリックをすると、以下のようなメッセージが表示されます。

こちらのメッセージは “表示・非表示” を設定するプロパティが用意されておりません。

今回はイベントで非表示処理をしていきましょう。

利用するイベント

今回は以下のイベントにてメッセージの非表示対応を行います。

  • XamSpreadsheet の “EditModeEntering” イベント

処理の仕様

イベントの処理で以下を実装します。

  • 現在のアクティブワークシートが保護状態かどうかを判定する。
    • 保護状態の場合には “EditModeEntering” イベントをキャンセルする。

コードの例

private void XamSpreadsheet1_EditModeEntering(object sender, Infragistics.Controls.Grids.SpreadsheetEditModeEnteringEventArgs e)
{
    if (((XamSpreadsheet)sender).ActiveWorksheet.IsProtected) 👈 現在のアクティブワークシートが保護状態かどうかを判定する。
    {
        e.Cancel = true; 👈 イベントをキャンセルする。
    }
}

以上となります。是非お試し下さい。

ワークブックの読み取り専用に関する記事はこちら

xamSpreadsheet – ワークブックやワークシートを読み取り専用に設定する方法

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