この記事では Ignite UI for Angular のバージョン表記やサポートについて簡潔にご説明します。詳しい内容は Ignite UI for Angular versioning (リンク先英語) に書かれていますので、そちらをご参照ください。

Ignite UI for Angular のバージョン表記について

Ignite UI for Angular は次のようにバージョンが表記されます。

  • 安定版
    • <Angular メジャーバージョン>.<Ignite UI for Angular メジャーバージョン>.<Ignite UI for Angular マイナーバージョン>
  • ベータ版
    • <Angular メジャーバージョン>.<Ignite UI for Angular メジャーバージョン>.<Ignite UI for Angular マイナーバージョン>-<ベータ版もしくはRC版を示す文字>.<パッチ番号>

例えば、Ignite UI for Angular のバージョンが 8.2.3 であれば、次のように読みます。

  • 8 は、対応する Angular のメジャーバージョン(Angular 8)
  • 2 は、Ignite UI for Angular の Angular 8 におけるメジャーバージョン
  • 3 は、Ignite UI for Angular 8.2 のマイナーバージョン

Ignite UI for Angular がメンテナンス&サポートするバージョン

不具合修正等のメンテナンス作業は最新の安定版に対して行われます。例えば、現在リリースされている最新安定版が 6.0.0 の場合は 6.0.x にメンテナンスが行われます。6.1.0 がリリースされた段階で 6.0.x へのメンテナンスは終わり、その後のメンテナンスは 6.1.x に対して行われます。

年に 2 回メジャーリリースをしている Angular 本体のリリースに合わせて、Ignite UI for Angular も対応バージョンをリリースします。そして、Ignite UI for Angular のリリース後 12 か月間のサポートとアクティブなメンテナンスをしていきます。その後は 12 か月間の LTS 期間となります。

具体的には、この記事の執筆時現在 (2025 年 5 月 1 日) では、以下の表のとおりです。

Ignite UI for Angular バージョン リリース日 サポート状況 メンテナンス対象バージョン
15.x2022 年 11 月なし
16.x2023 年 5 月LTS (2025 年 5 月まで)16.1.x
17.x2023 年 11 月LTS (2025 年 11 月まで)17.2.x
18.x2024 年 6 月メンテナンス期間中 (2025 年 6 月まで。以降 1 年間 LTS)18.2.x
19.x2024 年 11 月メンテナンス期間中 (2025 年 11 月まで。以降 1 年間 LTS)19.2.x

LTS における修正について

一般的なルールとして、以下のいずれかを解決するものであれば、LTS 版の修正が考慮されます。

  • 新たに確認されたセキュリティーの脆弱性
  • 新しいブラウザのバージョンなど、サードパーティの変更に起因する、LTS開始時からのリグレッション

Ignite UI for Angular の各バージョンのメンテナンス期間および LTS 期間の確認の仕方

Release History に各メジャーバージョンのリリース日が記載されています。Ignite UI for Angular のメジャーバージョンが 0 (18.x なら 18.0.0、19.x なら 19.0.0) のリリース日がメンテナンス開始日です。そこから数えて 12 か月間がメンテナンス期間、さらに 12 か月間が LTS 期間です。

たとえば、Ignite UI for Angular 19.x の場合、19.0.0 がリリースされたのが 2024 年 11 月ですので、メンテナンス期間は 2025 年 11 月まで、LTS 期間は 2026 年 11 月まで、となります。

 

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