Ignite UI for React や Ignite UI for WebComponents などのインフラジスティックス製品の npm パッケージをプロジェクトにインストール可能にするには、インフラジスティックスのライセンス付きプライベート npm フィードを、事前に開発環境のパッケージレジストリとして追加登録しておく必要があります。そのレジストリ追加登録にあたっては、有効な製品ライセンス情報に基づいて、その利用者の認証情報と併せてパッケージレジストリを登録する必要があります。

パッケージマネージャーとして npm を使用している場合は、弊社ヘルプドキュメントサイトにレジストリの登録方法について説明がありますが (こちらを参照)、Yarn のバージョン 2 以降をお使いの場合は手順が異なります

以下では、パッケージマネージャーに Yarn を使用している場合に、インフラジスティックスのライセンス付きプライベート npm フィードをパッケージレジストリに登録する手順を説明します。

アクセストークンの生成

まずはアクセストークンを生成・入手する必要があります。

(1) インフラジスティックスのカスタマーポータル ( https://account.infragistics.com/ ) にサインインし、ページ右上のアカウントのアイコンをクリック、開いたドロップダウンメニューから [アクセストークン] の項目をクリックします。


(2) [アクセストークン] のページが開きますので、[トークンを生成する] をクリックします。


(3) [新規トークンを生成] のフォームが開きますので、英数字でトークンを説明する任意の名前を入力し、[トークンを生成する] をクリックします。


(4) すると、新しいアクセストークンが生成され、結果が表示されます。[このトークンはnpmフィードで有効です] の項目に表示されたトークンを控えておきます (トークンが表示されている右横のボタンをクリックすることで、クリップボードにコピーされます)。

なお、この画面で表示されているアクセストークンは、この画面を閉じると二度と再表示できません。アクセストークンは確実にお手元に控えておいてください。


不要になった・あるいは外部に漏洩等の理由で無効化したいアクセストークンは、この [アクセストークン] ページから、対象のアクセストークンの横に表示されているゴミ箱アイコンをクリックすることで削除・無効化することが可能です。

ライセンス付きプライベート npm フィードの追加

引き続き、先の手順で生成・入手したアクセストークンを認証情報として指定して、インフラジスティックスのライセンス付きプライベート npm フィードを、Yarn 用のパッケージリポジトリとして登録します。

ユーザーホームディレクトリ (Windows の場合は、C:\Users\<ユーザー名> フォルダ) に「.yarnrc.yml」ファイルを作成し (※まだない場合)、これをテキストエディタで開いて、以下の内容を記載して保存します。

npmScopes:
  infragistics:
    npmRegistryServer: "https://packages.infragistics.com/npm/js-licensed/"
    npmAlwaysAuth: true
    npmAuthIdent: "YXBpOjl(途中省略)hhN2M4"

上記の例において、npmAuthIdent のエントリには、先に控えておいたご自身のアクセストークンを指定してください。

以上でインフラジスティックスのライセンス付きプライベート npm フィードが追加され、”@infragistics” のスコープで Ignite UI for React や Ignite UI for WebComponents などの製品版 npm パッケージをプロジェクトに追加可能になります。