UltraCalcManager を使用して UltraGrid のセルに計算式を設定する

UltraGrid では UltraCalcManager を使用して UltraGrid の列に Formula (計算式)を設定することが可能です。
Formula では以下のドキュメントにリストされている Excel スタイル関数を利用することができます。

Excel スタイル関数
https://jp.infragistics.com/help/winforms/wincalcmanager-excel-style-functions

ここでは一例として UltraGrid の列に IF 関数を使用して他のセルの値によって条件分岐を行う Formula を設定します。
UltraGrid に非バインド列「CustomColumn」を追加し、その Formula プロパティに「col1」列のセルの値が10よりも大きい時は「col2」セルの値×10を、10以下のときは「col3」セルの値×10を表示する計算式を設定します。
(UltraCalcManager を使用するため、デザイナ画面でフォームに UltraCalcManager をドラッグドロップしておきましょう。)

//非バインド列「CustomColumn」を追加します。
UltraGridColumn col = ultraGrid1.DisplayLayout.Bands[0].Columns.Add("CustomColumn", "Custom Value");
//IFを含む計算式を設定します。
col.Formula = "IF([col1] > 10, [col2] * 10, [col3] * 10)";