IgcGeographicMapComponent で OpenStreetMap を背景に可視化を行うと、地図がカラフルなためにヒートマップやバブル、マーカーが背景に埋もれてしまうことがあります。下図はヒートマップを適用した例です。

本記事は、CSS のみを使って背景地図を薄く表示し、視認性を向上させる方法をご紹介します。
canvas に CSS フィルターを適用する
IgcGeographicMapComponentは内部的に 複数の<canvas>要素を重ねて描画しています。構成は基本的に以下のようになっています
- 先頭の canvas:背景地図(OpenStreetMap のタイル)
- 後続の canvas:シリーズ描画(ヒートマップ、バブル、マーカーなど)
- 最前面の canvas:操作・ヒットテスト用
この構造を利用することで、最初の canvas(背景地図)にのみスタイルを適用し、シリーズ描画には影響を与えない制御が可能です。
以下は、背景地図の色味を落とし、明るさを上げつつコントラストを抑えることで、ヒートマップやバブルを強調するための CSS の例です。
igc-geographic-map canvas:first-of-type {
filter:
grayscale(100%)
brightness(1.2)
contrast(0.7);
}
実行結果
上記 CSS を適用すると、背景地図は情報を保持したまま控えめに表示され、ヒートマップの可視化要素がより強調されます。
