XamDataChart には、標準で「シリーズ切り替え」機能が用意されていません。そのため、複数のシリーズをあらかじめ用意し、Visibility プロパティを操作して表示/非表示を切り替えることで、ユーザーがグラフタイプを切り替えたように見せる実装例を紹介します。

実装のポイント

シリーズの準備

折れ線用の LineSeries と棒グラフ用の ColumnSeries を同一チャートに追加し、初期状態で一方を Visible、他方を Collapsed に設定。

切り替えボタンの配置
WPF の Button をチャート上部に配置し、クリック時に両シリーズの Visibility をトグル。

共通データバインディング
両シリーズとも同じ ObservableCollection<DataPoint>ItemsSource に、同一の XAxisYAxisValueMemberPath を設定。

コードスニペット

// ボタンクリックイベントでシリーズの表示切り替え
toggleButton.Click += (s, e) =>
{
    if (lineSeries.Visibility == Visibility.Visible)
    {
        lineSeries.Visibility = Visibility.Collapsed;
        columnSeries.Visibility = Visibility.Visible;
    }
    else
    {
        lineSeries.Visibility = Visibility.Visible;
        columnSeries.Visibility = Visibility.Collapsed;
    }
};

実行結果

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