IgrGrid において、bodyTemplate
を利用し、ツールチップを表示する方法について説明します。
これにより、各セルに対して詳細情報をツールチップとして表示することができます。
bodyTemplate を使用する方法
次のコードは、データ行の各フィールドに基づいてツールチップをカスタムするテンプレートを定義しています。まず、bodyTemplate
を使用してセルの値を表示し、ツールチップを設定します。ここで、title
属性を使用してツールチップの内容を設定します。
export const App = () => { const columnBodyTemplate = (ctx: { dataContext: IgrCellTemplateContext }) => { const name = ctx.dataContext.cell.row.data.name; const country = ctx.dataContext.cell.row.data.country; const age = ctx.dataContext.cell.row.data.age; const tooltipContent = `${name} は ${country} 出身で年齢は ${age} 歳です`; return ( <div> <span title={tooltipContent}>{name}</span> </div> ); };
IgrGrid コンポーネントの構築
次に、データグリッドを設定します。今回使用するサンプルデータには、人物の氏名、出身および年齢が含まれており、IgrGrid の列設定で、name 列にはbodyTemplate
を使ってカスタムテンプレートを適用します。
<IgrGrid .... > <IgrColumn field="id" width="auto" /> <IgrColumn field="name" header="氏名" bodyTemplate={columnBodyTemplate} /> <IgrColumn field="country" header="出身" /> <IgrColumn field="age" header="年齢" /> </IgrGrid>
これらの実装より、各セルに対して詳細情報がツールチップとして表示されます。